Project Story
プロジェクトストーリー
Oさま宅
注文住宅プロジェクト

お客さまの“想像以上”の
注文住宅を生んだ
チームの熱意とチャレンジ
モデルハウス・Kon Kon Home関間へのご来場をきっかけに、土地探しからお手伝いをしたお客さまの注文住宅プロジェクト。若い感性をフルに発揮したしなやかな提案と、きめ細やかな配慮でお客さまの“イメージ以上の住まい”を形にした家づくりを、住まいづくりプロデューサー、建築士、現場管理者の3名が語りました。

住まいづくりプロデューサー
U.S.
住宅統括部 県北西エリアチーム
2007年入社

建築士
A.Y.
住宅統括部 設計営業第二チーム
2022年入社

現場管理
A.O.
住宅統括部 施工検査チーム
2021年入社
Chapter 1
新居を建てる
土地探しからお手伝い
まず、費用に対する
不安を解消

――お客さまとの出会った経緯は?
(U.S)
家づくりをご検討中の30代ご夫婦のお客さまが当社のモデルハウスKon Kon Home関間にご来場され、私がご案内しました。近藤建設の家づくりのコンセプトや、建築士と直接話をして建てる注文住宅について説明したところ、気に入っていただいたのがきっかけです。
――契約までにどんな課題があったか?
(U.S)
一つは、土地をお持ちでなかったことです。結婚されて家族が増えるかもしれないときでした。新居を建てて住むとなったら、土地から購入する必要があり費用もかかります。総費用がどれくらいかかり、月々の返済額がどれくらいなのかがお客さまにとって、最も不安な点でした。
――どのように課題を解決したか?
(U.S)
全体の予算計画や返済計画を立て、土地と建物にどれくらいの費用をかけるかを話し合いました。その際、お客さまは建物へのこだわりが多く優先順位が高いことがわかり、まず建物の予算を決め、残りで土地を探しましょうとアドバイスをしたのです。お客さまの予算に関する不安を解消できたことと、土地探しから細やかにサポートしたことでお客さまに信頼していただき、ご契約いただきました。
――その他にサポートしたことは?
(U.S)
住まいづくりプロデューサーとして、お客さまがどのようなライフプランをお持ちかを伺い、一緒に家づくりをしていくトータルサポートをするのが私の役割です。購入される土地が私道に接していたため、都市ガスなどのライフラインを通すために私道を所有するすべての方から掘削同意書をいただくなど、お客さまに寄り添ったサポートを行ったところ無事にガス・水道・下水道を通すことができました。
Chapter 2
お客さまのご要望を
満たしながら、
若い感性で
プラスαの提案を

――設計する際に考えたことは?
(A.Y)
近藤建設の注文住宅の特長は、お客さまが建築士と直接話をしてプランを作成できることです。Sさんから、お客さまは住まいづくりへのご要望が多くあると聞いていたので、想いやイメージを引き出すことを心がけてヒアリングをしようと思いました。
――プラン作成の際になにか課題は?
(A.Y)
狭小土地だったので、限られたスペースでどのようにご要望を反映するかを考えました。お客さまの一番のご要望は駐車スペースをとりつつ、広く明るいLDKを確保すること。周辺にはアパートなどの建物があり、採光に工夫が必要でした。
――課題を解決するにはどうしたか?
(A.Y)
実際に現地に足を運ぶと、周辺に建物は建っていても「この角度なら日が入る」という位置がありました。そこで吹抜けを設けて、大きな高窓から光が注ぐ明るいリビングをプランニング。そして、駐車スペースを確保しながらも建物面積を広くとる配置を考えました。現地に行けば家づくりのヒントがたくさんあります。
――他に設計で工夫したことは?
(A.Y)
一番叶えたかったところは広いLDK。開放感のある約20帖のLDK空間に加え、水回りも広く取れ、お客さまにとても喜んでいただけました。プランが決まってからも、高低差のある駐車スペースの納まりや、エントランスポーチの階段の形状を駐車しやすいよう工夫しました。
お客さまの「住みたい家」のイメージが明確だったので、プラスαの提案を「これもきっと喜んでいただけそう」とプランのあちこちに盛り込んだところ、すごく共感していただいてうれしかったです。

Chapter 3
設計が決まったら、
工事開始
お客さまの期待が
膨らむ現場に

――どのような思いで施工に臨んだか?
(A.O)
お客さまに喜んでいただく家づくりをしたいと思いました。Sさんの親身な対応でお客さまが信頼してくださり、Yさんの設計プランで心をつかんでいたので、あとはお客さまの期待値が上がるいっぽうです。大工さんをはじめ、いつも連携して家づくりをする施工チームみんなでお客さまのイメージをしっかり形にする現場にしようと臨みました。
――施工で課題があったことは?
(A.O)
社内的な決めごととして、工事がはじまったら現場管理者がお客さまとおうちノートという現場管理アプリで連絡を取り合うことになって最初のお客さまでした。1週間に1回、写真付きで現場の進捗状況をご報告するのですが、家づくりの様子を段階的に伝えられるか不安もありました。
――どのように課題を乗り越えた?
(A.O)
はじめての試みで最初は現場写真の選定が難しいときもありました。しかし、定期的な連絡をお客さまが毎週楽しみにされていました。滞りなくご報告したことに加え、お客さまが現場を見に来られた際に進捗状況をお伝えして、お客さまの期待値がどんどん上がっていきました。
――その他に予期しなかった出来事は?
(A.O)
施工がはじまると、現場で細部をどう納めるか設計段階ではわからなかったことが次々と出てきます。そこで設計を担当したYさんに質問をするのですがいつも迅速に回答してくれて、とても助かりました。
また太陽光発電の工事がお客さま手配だったため通常の流れと異なり、協力会社さんとの連携に手間取ることも。しかし現場でしっかり打合せをし、確認をしながら進めたことで想定以上にきれいに納めることができました。
Chapter 4
全員が共有していた、
家づくりは
幸せづくりの理念

――チームでどんなことを助け合った?
(U.S)
家づくりをご検討中の30代ご夫婦のお客さまが当社のモデルハウスKon Kon Home関間にご来場され、私がご案内しました。近藤建設の家づくりのコンセプトや、建築士と直接話をして建てる注文住宅について説明したところ、気に入っていただいたのがきっかけです。最初、土地を見たときは日当たりがあまり望めないと思ったのですが、設計を担当したYさんが間取りを工夫して明るい空間をつくってくれ、このチームならではの家づくりができたと思います。
現場管理のOさんは、お客さまへの進捗報告が早く、正確でした。だから、お客さまも安心されていたし、何より現場の報告を楽しみにされていました。
(A.Y)
Sさんからあらかじめお客さまのご要望やこだわり、敷地の状況を細かく共有してもらったので、設計の打合せがとてもスムーズにできました。
Oさんとは高低差のあるアプローチや細部の仕上がりについて何度も打合せを重ね、スケジュールも品質も当初思い描いた通りに進みました。
(A.O)
現場で疑問があったとき、Yさんに相談すると、いつも早い返答で助かりました。おかげで、職人さんたちへの指示やお客さまへの回答もすみやかにでき、工期や品質も計画通りに進めることができたと思っています。
――お客さまのどんな言葉が印象的だった?
(U.S)
建物が完成した際にとても喜んでいただきました。お引渡し前に完成見学会を実施したのですが、10時から16時までの開催時間中、ずっと現場にいて見学者をご案内されたり、近藤建設の良さをアピールしたりしてくださったのです。こんなことは過去に例がありません。それほど家づくりに満足していただいたと思っています。
(A.Y)
私が一番気をつけたのは、お客さまがイメージされていた家から逸脱してしまわないことです。完成後、お客さまに「イメージ通りでしたか」とお聞きしたら、「イメージ以上でした」と即答していただき、プラン段階でチャレンジをしてよかったとほっとしました。
(A.O)
お客さまが施工現場に見に来られたときのリアクションが忘れられません。「うわー、いいですねー」と毎回、とても喜んでいただいたのです。おうちノートで進捗報告をしたときにも「すごくいいですね」「毎回楽しみにしています」と勇気が出る言葉をいただきました。
――お客さまに、ひとこと!
(U.S)
お引渡しから1年経って赤ちゃんが生まれるそうですね。おめでとうございます。ご家族が増えて、こだわりがつまったマイホームで子育てを楽しみながら、これからも幸せに暮らしてください。
(A.Y)
私が一番うれしい瞬間は、家が完成するときではなく、その空間がお客さまのライフスタイルに馴染んでいるとき。それがお客さまにとって本当の幸せな空間になるときです。幸せがいっぱいつまった家をまた訪問させてください。
(A.O)
お客さまの現場の窓口として直接メールをしたり、報告したりしたのは初めてでしたが、いつも喜んでいただき感謝しています。家づくりを楽しんでいただき、うれしいです。
――あなたにとって、幸せを建てるということは?
(U.S)
お引渡しのとき、お客さまに喜んでいただくことです。今回も感謝の言葉をいただくなど、幸せを建てられたんだなと、あらためて思っています。
(A.Y)
家づくりはモノづくりではなく、幸せづくりだと思っています。チーム全員でお客さまの幸せを想いながら家づくりを進めることが、幸せを建てるということだと思います。
(A.O)
お客さまは工事をしている現場を何度も見に来て、楽しそうでした。家の完成だけでなく、家づくりの過程も人を幸せするのだと再確認しました。
※取材は2025年4月